「命と暮らし守る政治へ、まっしぐら」枝野氏

 自公政権からの選択肢になりうる政党へ、立憲民主、国民民主、社会保障を立て直す国民会議、無所属フォーラムの2党2グループが「合流新党」綱領案、規約案、代表選出・党名決定規定案を24日に確認したのを受け、立憲の枝野幸男代表は25日の党役員会で「しっかりと暮らしに寄り添い、命と暮らしを守る政治へ、まっしぐらに進んでいきたい」と強い意志を示した。

 合流新党の綱領では「立憲主義と熟議を重んずる民主政治を守り育て、人間の命とくらしを守る、国民が主役の政党」としている。

 目指す柱に(1)「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」を堅持。(2)草の根の声に基づく熟議を大切にしながら、民主政治を守り育てる。(3)公正で透明な社会システムを通じて、人間の営みと基本的人権を尊重した自由な社会を構築する。

 (4)1人ひとりが個人として尊重され、多様な価値観や生き方を認め、互いに支え合いつつ、すべての人に居場所と出番のある共生社会を構築する。(5)あらゆる政策資源を投入し、原子力エネルギーに依存しない「原発ゼロ社会」を1日も早く実現する。

 (6)「人への投資」を重視し、過度な自己責任論に陥らず、公正な配分により格差を解消し、一人ひとりが幸福を実 感できる社会を確立する。(7)持続可能で安心できる社会保障制度を確立する。

 (8)政官財のしがらみから脱却し、現実的な未来志向の政党として、政治と行財政の適切な改革を着実に実行する。(9)国際協調と専守防衛を貫き、現実的な安全保障や 外交政策を推進する。(10)人道支援、経済連携などを推進するとともに、核兵器の廃絶をめざし、人間の安全保障を実現することを目指すとある。(編集担当:森高龍二)

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