新型コロナ 長崎、対馬で計4人 県内208人に

新型コロナウイルス感染者の入院状況

 長崎県と長崎市は25日、同市の長崎みなとメディカルセンターの50代男性医療職、同市の男女各1人、対馬市の50代自営業男性の計4人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染者は計208人となった。
 50代男性医療職は、23日までに感染が判明したセンターの50代女性医療職と30代女性事務職員の接触者。24日の検査で陽性が確認された。院外の濃厚接触者1人と、院内で接触した患者や職員ら22人を検査する。長崎市の男女各1人は、30代女性事務職員の院外の濃厚接触者。このほか30代女性については、院外の濃厚接触者5人と、院内の接触者40人の陰性が確認された。
 対馬市の50代男性は18日から発熱などの症状があり、24日の検査で陽性が判明した。県外への移動歴はないが、2週間以内に市内の親族宅で県外から来た親族と会食したという。
 一方、厚生労働省長崎労働局は、職員の感染を受け臨時閉庁していた長崎労働基準監督署の消毒を終え、26日から業務を再開すると発表。職員の濃厚接触者3人はいずれも陰性で2週間の自宅待機とした。
 県内では24日午後7時現在、重症1人を含む29人が入院。無症状や軽症用の宿泊施設療養者が3人、回復者が164人。

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