三戸クラフトビール用 地元産ホップ収穫

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青空の下でホップを収穫する関係者

 青森県三戸町の地域商社SANNOWA(サンノワ)は26日、クラフトビール製造に使う同町産ホップを収穫し、製造を委託する弘前市のビール工房「Be Easy Brewing」に運び、仕込みを行った。このホップを原料に、新商品「SATOYAMA IPA」を9月下旬に発売する予定。三戸産ホップを使ったクラフトビールとしては第2弾となる。

 三戸町は隣の田子町とともにホップ産地として知られたが、農家の高齢化や安価な外国産の輸入などから2018年には生産農家がゼロになった。サンノワは19年、町や有志の協力を受け、町内の旧三戸北小学校敷地内でホップ栽培を開始。同年産ホップを使った「里山エール」を今年6月に発売した。

 今年は約30株のホップを栽培し、収穫作業にはサンノワのスタッフ、町職員ら約10人が参加。約5メートルの高さに成長したつるを1本ずつはさみで切り落とした後、全員でビールの原料となる松かさ状の球果を丁寧に摘み取った。青森市から手伝いに来た酒田貴子さん(31)は「地域で途絶えたホップ栽培を続けていこうとする取り組みを応援したい」と話した。

 サンノワの吉田広史社長は「今年も収穫できて良かった。ホップの苦味と爽やかさがうまく組み合わさった、味わい深いクラフトビールになれば」と話した。