男性作業員落下、捜索再開も発見できず タンクには重機跡

旧小柴貯蔵施設地図

 横浜市金沢区の小柴貯油施設跡地の公園造成地で25日夕、重機と共に男性作業員が地下タンクに落下したとみられる事故で、消防などは26日、男性の捜索活動を再開したが、同日午後9時までに見つかっていない。地下タンクは直径約45メートル、深さ約30メートルで、深さ約9メートルまで水がたまっているとみられ、排水して安全確認をした上で、捜索を本格化させるという。

 工事発注者の横浜市などによると、男性作業員はタンクの周辺で重機を操縦し、搬入された土砂を仮置きするための積み上げ作業をしていた。25日午後4時15分ごろ、ダンプカーの運転手が重機と共に男性の姿が見えなくなっていることに気付き、工事関係者が119番通報した。

 市消防などは、タンクのふたの一部がなくなっていることや、タンクの縁に重機が通った跡があることを確認。タンク内に落下したとみて捜索している。

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