長崎県内の不法投棄量 過去最少40.8立方メートル 環境月間で調査

 長崎県は、6月の環境月間に合わせ調査した県内の不法投棄量が、前年同期比1.1立方メートル減の40.8立方メートルだったと26日、発表した。5年連続で100立方メートルを下回り、データが残る2007年度以降で過去最少を更新した。
 県資源循環推進課によると、6月1~30日までの期間に県内各自治体、県警、海上保安部などが陸海空で合同パトロールを実施。不法投棄の発見件数は24件(同8件増)だった。
 投棄物を種類別にみると、最も多かったのは家庭電化製品で11.8立方メートル(同6立方メートル増)。不燃物などその他が11.6立方メートル(2.5立方メートル増)、廃プラスチック類が7.8立方メートル(同14.6立方メートル減)と続いた。同課は「県民一人一人の監視の目が必要不可欠。環境に優しい本県の実現に向け協力をお願いしたい」としている。

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