【被告人質問】(上)少年A「やりすぎてごめんね」 川崎中1殺害

 川崎市川崎区の多摩川河川敷で昨年2月、市立中学1年の男子生徒=当時(13)=が殺害された事件で、殺人と傷害の罪に問われたリーダー格の無職少年A(19)の裁判員裁判は横浜地裁(近藤宏子裁判長)で2日午前10時から始まり、午後3時ごろからは弁護側の少年Aに対する質問が行われた。

 少年Aは丸刈りで黒っぽいストライプのスーツ姿。被告人席に移動しても、うつむいた状態でほとんど頭を動かさず、弁護士の質問に小さな声で淡々と応じた。日吉での事件で男子生徒を傷つけたことについて「やりすぎてごめんね、と言いました」と述べた。

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