魂動デザインが超クールなマツダのピックアップトラック「BT-50」【日本にない日本車】

MAZDA BT-50

フォードと共同開発で生まれたマツダのピックアップトラック

初代BT-50は2006年に、マツダとフォードが共同開発したピックアップトラックとして登場。フォード側の姉妹車にはレンジャーがありました。エンジンはレンジャー同様、2.5リッター直列4気筒ディーゼルターボと、3.0リッター直列4気筒ディーゼルターボが設定されていました。

その後、2011年には2代目へモデルチェンジ。エンジンは、3.2リッター直列5気筒ディーゼルターボと、2.2リッター直列4気筒ディーゼルターボがあり、シングルキャブ、ダブルキャブの他、荷物用の後部ドアを小型化し観音開き仕様にしたフリースタイルキャブの3グレードを用意。

そんなBT-50はスポーティで力強いデザインや、シーンを問わず使用できる高い走行性能、機能性などが支持され、これまでで、オセアニア、ASEAN、中南米、中近東、アフリカなどを中心に販売されています。

魂動デザインが取り入れられた3代目

新型BT-50のボディサイズは、全長5280mm×全幅1870mm×全高1790mmで、ホイールベースは3125mm。

そして2020年6月、BT-50は9年ぶりに全面改良が行われ、新型となる3代目モデルが発表されました。

3代目のBT-50はベースモデルを、これまでのフォード レンジャーから、いすゞよりOEM供給を受ける「D-MAX」へと変更。

搭載されるいすゞ製3.0リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンは、190ps/3600rpmと400Nm/1600~2600rpmを発揮。組み合わされるトランスミッションは6ATもしくは6MT。

デザインにおいては、マツダのデザインテーマである「魂動デザイン」を採用しつつ、ピックアップトラックならではの力強さ、タフな機能性、道具感を表現しているほか、使いやすさ、安心感を追求。

ピックアップトラックの特徴である、幅広い用途やさまざまな使用シーンを想定し、利用者のニーズにしっかりと応える走行性能、機能性、安全性を実現しています。

インテリアでは、インストゥルメントパネルやステアリングホイールの形状などはマツダのオリジナルデザインとなっているほか、9インチのディスプレイを標準装備し、インフォテインメント機能をアップデートしています。

新型BT-50の販売開始予定は、2020年後半よりオーストラリアからとなっています。今のところ日本での導入予定はないようですが、今後の動向に期待したいですね!

[筆者:MOTA編集部]

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