福士蒼汰主演「DIVER」主題歌はコブクロの書き下ろし最新作「灯ル祈リ」。3年ぶり2度目のタッグ

9月22日にスタートするフジテレビ系連続ドラマ「DIVER-特殊潜入班-」(火曜午後9:00=関西テレビ制作)の主題歌をコブクロが書き下ろしたことが分かった。

コブクロが福士蒼汰主演作の主題歌を担当するのは、映画「ちょっと今から仕事やめてくる」以来3年ぶり2度目。ドラマの主題歌「灯ル祈リ」はコブクロが原作と台本を読み込み、主人公の生きざまと、今伝えたい思いを重ね合わせて手掛けた重厚なパワーバラード。ドラマの世界観とマッチした男らしく、力強いナンバーだ。

楽曲を聴いた福士は「ドラマのために書き下ろしていただいた楽曲に込められた思いを、手紙で拝見させていただき、ドラマ『DIVER』の光の部分をくみ取ってくださったのがうれしかったです。『光に向かって頑張れ』と背中を押してくれるような応援歌だなと感じています」とうれしそうに明かす。

さらに「初めて聴いた時、小渕(健太郎)さんの冒頭の優しくて柔らかな歌いだしと、黒田(俊介)さんの太く勢いのある歌声に聴きほれてしまいました。また、『届け』『見てろ』など、歌詞の言葉一つ一つに力強さを感じ、1ワードの熱量が高い曲だなと思いました。特に『檻を破り 逃げ出したライオン』という歌詞は、ドラマの中で僕が演じる黒沢兵悟のイメージにぴったり重なる部分があるなと、シンパシーを感じています。その後に『母を探して』と続くのですが、『母』というのは『希望』や『明るい未来』や、『癒やされる場所』『安心できる場所』を意味しているのではないかと受け止めました。兵悟も、檻を破って出てきたものの、安心できる場所を求めてさまよっているようなイメージなので、この部分を聴くと自然と兵悟が思い浮かびます。ドラマのエンドロールにぴったりな曲だと思います。『DIVER』の世界観とともに、コブクロさんの壮大な音楽に浸っていただければ」と作品の世界観にマッチした楽曲提供に感激している。

コロナ禍に生まれた同曲について、コブクロは「今、世界中が、誰も経験したことのない不条理と向き合わなければならない状況にさらされて、僕も立ちすくみました。その最前線の不条理の中で今日も戦っている人たちがいるのに、自分に何ができるのか? 祈ること。それは無力かもしれない。でも、祈ることでしか見えないものや、届かない力もあると思うんです。その小さな灯は、生き方や暮らしを変え、いつかこの空を明るく照らしてくれると信じています」とコメントしている。

「灯ル祈リ」は2020年第2弾シングルとして、10月14日にリリースが決定。ドラマの初回放送同日には、先行配信もスタートする。

ドラマは、大沢俊太郎氏の人気漫画「DIVER-組対潜入班-」が原作。急増する犯罪組織に対抗するため兵庫県警に秘密裏に設けられた潜入捜査チーム(通称・D班)は、悪の組織に潜入する“DIVER”たちで構成され、そのメンバーで「最強で最凶の潜入官」と呼ばれる捜査官・黒沢兵悟(福士)は、犯罪者を逮捕するためには仲間をもだまし、多少の犠牲もいとわない冷酷非道な男で、身分を偽り七変化しながら悪に近づき、悪に手を染めながらも自身の正義で悪を駆逐していく。

© 株式会社東京ニュース通信社