地下タンクに落下の作業員、死亡を確認 重機操縦室で発見

タンク内に落下した重機の一部が見つかり、男性作業員を捜索する潜水員=横浜市金沢区(横浜市提供)

 横浜市金沢区の小柴貯油施設跡地の公園造成地で25日、重機で作業していた男性作業員が地下タンクに落下した事故で、市消防局などは28日午後、タンク内で行方不明となっていた会社員の男性(62)=横浜市磯子区洋光台6丁目=を発見したが、死亡が確認された。金沢署は、死因や事故原因などを調べる。

 市消防局によると、同日午前10時45分ごろ、タンク内で重機の一部が見つかり、救助隊員が潜水して捜索するなどして午後5時35分ごろ、重機の操縦室で男性を発見したという。事故は、25日午後4時15分ごろに発覚。直径約45メートル、深さ約30メートルのタンクには当初、深さ約9メートルまで雨水などがたまっており、排水作業を行いながら捜索していた。

 市によると、同跡地には地下タンクが29基あり、5月からタンクを埋めるための残土を搬入していた。男性は重機を操縦し、現場タンク周辺で残土を仮置きする作業をしていたという。

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