角田裕毅が2度目のポールポジション&松下信治が3番手【順位結果】FIA-F2第7戦ベルギー予選

 現地時間8月28日(金)、2020年FIA-F2第7戦ベルギーの予選がスパ・フランコルシャンで開催され、日本の角田裕毅(カーリン)が今季2度目のポールポジションを獲得、松下信治(MPモータースポーツ)は3番手、佐藤万璃音(トライデント)は16番手だった。フィーチャーレース(決勝レース1)は日本時間8月29日(土)の23:45からスタートする。

 予選開始の合図とともに各車コースイン。真っ先にタイムを出したのはロイ・ニッサニー(トライデント)で1分59秒643。直後にニッサニーの同僚である佐藤が1分58秒959でトップタイムを計測する。

 その直後、ギリェルメ・サマイア(カンポス・レーシング)のエンジンが出火してしまい赤旗中断に。消化活動とマシン回収が完了し、セッションリスタートとなるも、すぐさま赤旗に。

 結局残り約20分となった時点から赤旗は解除され、タイムを出し損ねてしまったマシンたちが一気にコースインする。

 ポイントリーダーのカラム・アイロット(ユニ・ヴィルトゥオーシ)が1分58秒427で首位に躍り出たその背後から、フリー走行で2番手タイムを記録した角田が1分57秒994を記録し暫定トップに。またミック・シューマッハー(プレマ・レーシング)が1分58秒252でふたりの間に割って入り2番手となった。

 残り10分を切ったあたりから2度目のアタックを行うマシンが徐々に増える。

 まず角田のタイムを上回ったのが1分57秒721を出したニキータ・マゼピン(ハイテックGP)、続いてロバート・シュワルツマン(プレマ・レーシング)が1分57秒861と、続々とタイムアップし1・2番手へ浮上する。

 しかし後方から全体ベストを更新してきた角田が1分57秒593を記録してふたたび首位を奪還。また松下も3番手タイムとなる1分57秒844を記録した。

 このままタイムを更新するものは現れず、角田は第2戦オーストリア以来となる2度目のポールポジションを獲得した。松下は3番手、佐藤は16番手から決勝レースをスタートする。

■FIA-F2第7戦ベルギー 予選 暫定リザルト

Pos. No. Driver Team Time

1 7 角田裕毅 カーリン 1’57.593

2 24 N.マゼピン ハイテックGP 1’57.721

3 14 松下信治 MPモータースポーツ 1’57.844

4 21 R.シュワルツマン プレマ・レーシング 1’57.861

5 15 F.ドルゴヴィッチ MPモータースポーツ 1’58.014

6 3 周冠宇 ユニ・ヴィルトゥオーシ 1’58.022

7 20 M.シューマッハー プレマ・レーシング 1’58.076

8 11 L.デレトラズ チャロウズ・レーシング・システム 1’58.080

9 8 J.ダルバラ カーリン 1’58.137

10 25 L.ギオット ハイテックGP 1’58.168

11 12 P.ピケ チャロウズ・レーシング・システム 1’58.194

12 4 C.アイロット ユニ・ヴィルトゥオーシ 1’58.259

13 5 M.アームストロング ARTグランプリ 1’58.318

14 2 D.ティクトゥム ダムス 1’58.391

15 22 R.ニッサニー トライデント 1’58.578

16 23 佐藤万璃音 トライデント 1’58.959

17 9 J.エイトケン カンポス・レーシング 1’59.007

18 6 C.ルンガー ARTグランプリ 1’59.079

19 16 A.マルケロフ BWT HWAレースラボ 1’59.207

20 17 G.アレジ BWT HWAレースラボ 2’02.991

21 10 G.サマイア カンポス・レーシング 2’30.794

22 1 J.ビップス ダムス Not Classified

© 株式会社三栄