「国勢調査」 今年はネット回答を 長崎県がPRイベント

杉さん(後方)がPRする国勢調査のネット回答を体験する市民=長崎市浜町

 国内全世帯を対象にした5年に1度の「国勢調査」が始まるのを前に、長崎県は29日、長崎市浜町のアーケードでPRイベントを開いた。30日は佐世保市島瀬町のアーケードでも実施する。
 県内では約7500人の調査員が調査票を各戸に配る。今年は新型コロナウイルス対策で、対面での趣旨説明や回収を原則控え、パソコンやスマートフォンによるインターネット回答を推奨し、期間は9月14日~10月7日。1人暮らしの場合10分程度で済む。紙郵送による回答期間は10月1日から。
 イベントでは市民がネット回答を体験。試した長崎市三芳町の会社員、吉田敦史さん(40)は「割と簡単にできた」と話した。長崎生まれで日本近代統計の祖・杉亨二(こうじ)をモチーフにした県の新キャラクター「杉さん」も家族連れに呼び掛けた。
 県国勢調査特設サイトで回答方法を紹介。長崎和牛など県産品が抽選で当たるクイズもある。

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