ダルビッシュがリーグ最多の6勝目 秋山との対戦は全打席出塁に

【カブス3-0レッズ】(ダブルヘッダー第1試合・7イニング制)@グレートアメリカン・ボールパーク

カブスのダルビッシュ有は、レッズとのダブルヘッダー第1試合に先発し、6回7安打無失点の好投を披露。チームを勝利へ導き、リーグ単独トップとなる今季6勝目(1敗)をマークした。この試合ではレッズの秋山翔吾との対戦も実現。3打席対戦し、打撃妨害、ダルビッシュのエラー、ライトへのヒットで全打席出塁となった。

開幕から安定したピッチングを続けるダルビッシュは、再三のピンチを背負いながらも要所を締め、6回104球を投げて降板するまでレッズ打線に得点を許さなかった。今季の防御率は1.47となり、特に直近6先発では防御率0.92と安定感抜群。昨季後半戦からの支配的なピッチングを今季もしっかり維持している。

4回裏にはフレディ・ギャルビスへの投球中にグラブが左手から抜け落ちる珍プレーもあった。しかし、スプリッターはストライクゾーンへ向かい、結果はファウル。ダルビッシュは「あれは過去に起きたことがない。今日の試合でベストのスプリッターだった。次の試合でもあれを投げられたらいいと思う」と冗談を交えながら自身の珍プレーを振り返った。

カブスはアンソニー・リゾーの2本塁打などでレッズ先発のトレバー・バウアーから3点を奪い、3対0でダブルヘッダー第1試合を制した。カブス2番手のジェレミー・ジェフレスが今季4セーブ目をマーク。バウアーは今季2敗目(3勝)を喫した。

「7番・センター」で先発した秋山は、ヒットこそ1本だけだったものの、ダルビッシュと対戦した3打席すべてで出塁し、ヒット性の打球をスライディングキャッチする好守も見せた。記録上は2打数1安打で、今季の打率は.190、OPSは.507となっている。

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