長崎和牛や世知原茶 お得に 佐世保でミニマルシェ 地元の消費喚起へ

長崎和牛を品定めする買い物客ら=佐世保市、させぼ五番街

 佐世保市新港町の「させぼ五番街」で29日、地元の農畜産物を割引価格で販売する「佐世保いっぴんミニマルシェ」が開かれた。
 生産者や販売店でつくる実行委主催。新型コロナウイルス感染拡大の影響でイベントや冠婚葬祭が減少し、長崎和牛や花などの売り上げが低迷していることを受け、消費を喚起する目的で初めて企画した。
 会場では長崎和牛や世知原茶、フラワーアレンジメントが定価の3割引き程度で販売され、買い求める客でにぎわった。同市若葉町の主婦、津下加代子さん(67)は「長崎和牛がきれいで、安かったので購入した。久しぶりに食べるのが楽しみ」と話した。
 ミニマルシェは30日と9月19、20日にもさせぼ五番街で開催。10月17、18日には島瀬公園(島瀬町)で、毎年恒例の「どろんこ収穫祭」とコラボしたマルシェを開く。

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