レッズがキンブレルの暴投でサヨナラ勝ち 秋山2打数ノーヒット

【カブス5-6xレッズ】(ダブルヘッダー第2試合・7イニング制)@グレートアメリカン・ボールパーク

レッズは1点ビハインドの7回裏にカブス5番手のクレイグ・キンブレルから2点を奪い、逆転サヨナラ勝ち。最後は二死満塁からの暴投で決着した。レッズ5番手のジョー・クーネルが今季初勝利(0敗)をマーク。大誤算のキンブレルは今季初のセーブ失敗となり、今季初黒星(0勝)を喫した。

試合は序盤からアーチ合戦となり、1回表にカブスがイアン・ハップの7号先頭打者アーチで先制すると、1回裏にレッズはジョーイ・ボットーが4号先頭打者アーチを放って同点。3回裏にはカート・カサリに5号ソロ、ジェシー・ウィンカーに10号2ランが飛び出し、3点を勝ち越した。

しかし、カブスは4回表にデービッド・ボーティの5号2ランで1点差に迫り、5回表にはハップが同点のタイムリー二塁打。さらに、6回表にはニコ・ホーナーの犠飛でリードを奪った。ところが、キンブレルが2つの四球で一死一・二塁のピンチを招き、アリスティデス・アキーノのタイムリーで同点。暴投と敬遠で満塁となり、二死後、ホゼ・ガルシアへの投球が暴投となってニック・カステヤーノスがサヨナラのホームを踏んだ。

レッズの秋山翔吾は、第1試合に続いて「7番・センター」で先発出場。セカンドゴロ、四球、セカンドゴロで2打数ノーヒットに終わり、今季の打率は.186、OPSは.503となった。

なお、秋山が四球を選んだ4回裏の第2打席でトラブルが発生した。カウント2-1からの4球目が内角高めに大きく外れ、頭部を狙った危険球だとしてデービッド・ベル監督が抗議。乱闘が発生し、ベルのほか、暴言を吐いたボットーとウィンカーが退場処分となった。4回表にはアンソニー・リゾーへの危険な投球をめぐってカブスのデービッド・ロス監督が退場を命じられる一幕があり、秋山への投球はこの報復であると考えられている。

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