カブスがレイズから好打者・マルティネスを獲得

カブスは日本時間8月31日、後日指名選手2人または金銭とのトレードでレイズからホゼ・マルティネスを獲得したことを発表した。これに伴いジョシュ・フェグリーがDFAとなった。指名打者での出場が多かったマルティネスが移籍したことは、筒香嘉智にとって、出場機会を確保するうえで追い風となるかもしれない。

マルティネスは昨季まで4年間カージナルスでプレーし、今年1月に有望株マシュー・リベラトーリらとのトレードでランディ・アロサレーナとともにレイズへ加入。今季ここまで24試合に出場して打率.239、2本塁打、10打点、OPS.717と今一つの成績に終わっており、左腕に対する強さも影を潜めている(左腕に対して打率.229、1本塁打、OPS.718)。

カブスにはアンソニー・リゾーという不動の正一塁手がいるため、レイズ在籍時と同様、指名打者での出場機会が多くなると見られる。一塁のほかに外野の両翼も守れるため、相手の先発投手が左腕の試合で正左翼手のカイル・シュワーバーや正右翼手のジェイソン・ヘイワード(ともに左打者)に代わってスタメン出場する機会もありそうだ。

レイズは今季34試合のうち13試合でマルティネスが指名打者としてスタメン出場し、これはチームで最多の数字だった。2番目に多いのは筒香の8試合だが、マルティネスがカブスへ移籍したことにより、筒香は今後、指名打者として出場する機会が増えるかもしれない。

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