前日に引き続きワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイ・アット・ゲートウェイで開催されたNTTインディカー・シリーズ。30日に行われた第9戦は、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が今季2勝目を飾った。
ポールポジションからスタートした佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、抜きにくいコンディションに手間取り後退し、9位フィニッシュとなった。
コース上の清掃処理によってスタートが遅れ、レースはイエローコーションでのスタートとなる。佐藤琢磨を先頭に3周目からグリーンフラッグが振られる。
快調にトップを走行する琢磨。35周目、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)がジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)を交わし2番手に浮上。周回遅れをなかなかクリアできない琢磨を攻め立てる。
47周を走行し、トップ陣ではニューガーデン、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)らが早めにピット作業へ。翌周、パワーも向かう。
琢磨は、最後までピット作業を遅らせ、59周でピットイン。コースに復帰すると8番手に後退してしまう。トップはパトリシオ・オワード(アロウ・マクラーレンSP)、パワー、いち早くピットインを行いアンダーカットを成功させたリナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)が3番手に浮上する。
レースは膠着し、2度目のルーティンピットを迎える。トップのオワードは97周目にピットイン。パワー、ディクソンも続いていく。
琢磨は、109周を走行しピットイン。ディクソンの前でコースに復帰する。2回目のピット作業でトップに立ったのはパワー、オワード、ニューガーデンの順に。
琢磨は6番手を走行するも、周回遅れのザック・ビーチ(アンドレッティ・オートスポート)を交わせずトップから10秒近く引き離されてしまう。
148周目、ディクソンが最後のピットインへ。琢磨も翌周、ピットイン。各車ピット作業を終えると、トップはニューガーデン。オワード、パワー、コルトン・ハータ(アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー)の順となり、琢磨はディクソンのうしろの7番手に。
抜けないゲートウェイ。ニューガーデンはオワードを寄せ付けず勝利へと邁進する。
197周目、琢磨がウォールにヒット。イエローコーションとなり勝負あり。ニューガーデンがアイオワ戦に続く2勝目を挙げた。2位はオワード、3位にパワーが入った。
琢磨はそのまま走行を続け9位フィニッシュとなった。
■NTTインディカー・シリーズ第9戦ゲートウェイ/決勝レース結果
Pos. No. Driver Team Engine Laps SP
1 1 J.ニューガーデン チーム・ペンスキー C 200 2
2 5 P.オワード アロウ・マクラーレンSP C 200 4
3 12 W.パワー チーム・ペンスキー C 200 3
4 21 R.ヴィーケイ エド・カーペンター・レーシング C 200 18
5 9 S.ディクソン チップ・ガナッシ H 200 6
6 88 C.ハータ アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー H 200 10
7 10 F.ローゼンクヴィスト チップ・ガナッシ H 200 9
8 59 C.デイリー カーリン C 200 15
9 30 佐藤琢磨 レイホール・レターマン・ラニガン H 200 1
10 18 S.フェルッチ デイル・コイン・レーシング H 200 16
11 28 R.ハンター-レイ アンドレッティ・オートスポート H 200 12
12 55 A.パロウ デイル・コイン・ウィズ・チームゴウ H 200 14
13 60 J.ハーベイ メイヤー・シャンク・レーシング H 200 5
14 27 A.ロッシ アンドレッティ・オートスポート H 200 11
15 98 M.アンドレッティ アンドレッティ・ハータ H 199 20
16 22 S.パジェノー チーム・ペンスキー C 199 8
17 7 O.アスキュー アロウ・マクラーレンSP C 199 13
18 4 C.キンボール A.J.フォイト・レーシング C 199 21
19 14 T.カナーン A.J.フォイト・レーシング C 199 19
20 15 G.レイホール レイホール・レターマン・ラニガン H 198 23
21 20 E.カーペンター エド・カーペンター・レーシング C 197 22
22 26 Z.ビーチ アンドレッティ・オートスポート H 196 17
23 8 M.エリクソン チップ・ガナッシ H 190 7
※リザルトは編集部調べ