「六本松サテライト」に小山田壮平が登場。 制作活動や“福岡あるある”に松隈ケンタも共感!

六本松の「6 」を表現した番組オリジナルのポーズ。左から松隈ケンタ、小山田壮平、栗田善太郎

NHK福岡局が制作する、「六本松 to the world」をコンセプトにしたラジオ「六本松サテライト」(金曜午後11:00)。九州・沖縄にいる音楽ファンのための同番組では、地元の音楽シーンを盛り上げるべく、毎週新たな才能を発掘したり、ゆかりあるアーティストを紹介したりと、さまざまな情報を発信中だ。

少しずつゲストを迎えての収録が再開する中、9月4日の放送回にはシンガー・ソングライターの小山田壮平が登場。その現場を取材した。

場所はラジオブースではなく、同局2階の「よかビジョンホール」。ソーシャルディスタンスを意識し、DJ(栗田善太郎、松隈ケンタ)とゲストの間にはパーティションが設置されるなど、最大限の対策が行われる中で収録が始まった。

まずは、栗田によるプロフィール紹介から。福岡県飯塚市出身の小山田は、2007~14年までロックバンド・andymoriで活動。15年からはバンド・ALを結成しギターボーカルを務める傍ら、ソロでも精力的に活動する福岡在住のアーティストだと伝えられた。

と、ここで気になるのは、これまで東京で活動していた彼が「福岡在住」との発言。実は、昨年8月から地元である福岡に帰ってきたのだそう。続けて、福岡での暮らしやコロナ禍での過ごし方などについて聞いていく。同様に福岡を拠点とし、制作活動で東京との行き来が多い松隈とは「道が広くなった」「お酒がおいしい」など、“福岡あるある”で盛り上がる場面も。

また、小山田の楽曲についても深掘り。番組では、繊細で文学的な歌詞も魅力的だと彼の曲を何度も紹介しており、今回はその曲作りにまで話が及ぶ。その中で挙がったのは、“ギタリストあるある”や、曲のモチーフとなるもの、歌詞を考えるとき意識するポイントなど。ほかにも、普段から楽曲提供やプロデュースを行っている松隈との専門的なトークは必聴だ。

その後、近年、andymoriの影響を受けたバンドが増えてきたという話題に。どうやら小山田も実感している様子だったが、その本心とは…。思いがけない感想にスタジオは笑いに包まれた。

最後は、8月26日に自身初のソロアルバムを発表した小山田が歌を披露。どの収録曲を選んだのかは、ぜひオンエアで確認を。

今回の収録の模様は、9月4日(午後11:00、NHK-FM九州・沖縄ブロック)放送予定。エリア外からも、NHK公式のラジオアプリ「らじる☆らじる」で聴取可能となっている。

さらに、収録を終えた小山田に感想を聞いた。

――収録はいかがでしたか

「栗善さんとは『久しぶり』で、松隈さんとは『初めまして』だったんですけど、楽しくお話しさせていただいて、うれしかったです」

――コロナ禍で音楽活動に影響はありましたか

「自分はもともと(この時期に)ライブを入れる予定ではなかったので、そこまで影響はありませんでした。レコーディングをひたすらやっていたという感じですね」

――昨年8月に福岡へ戻ってこられたということでしたが、生活の変化は?

「少し福岡の方が開放的な気持ちになれますね。フレンドリーな人が多いと思います」

――地元に帰ってきてやりたいことはありますか?

「福岡に帰ってきたら釣りに行こうと思っていたんですが、コロナ禍だったりレコーディングも始まったりで、全然行けてないので、釣りに行きたいです」

――最後に、福岡の人にメッセージをお願いします。

「コロナが明けたら、福岡でもよりライブをできる機会も増えると思うので、ぜひ音楽を一緒に楽しみましょう」

――ありがとうございました。

【番組情報】

「六本松サテライト」
NHK-FM 金曜 午後11:00~11:50(九州・沖縄地方)
NHKラジオ第1 日曜 午後3:05~3:55(再放送/九州・沖縄地方)
司会:栗田善太郎、松隈ケンタ(第1~3週)、九星隊(第4週)

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