パドレスがさらに戦力補強 エンゼルスからカストロを獲得

メジャーリーグ公式サイトでパドレスの番記者を務めるAJ・カッサベルによると、パドレスはヘラルド・レイエスとのトレードでエンゼルスからジェイソン・カストロを獲得することに成功したようだ。まだトレードは正式発表されていないが、ポストシーズン進出に向けて積極的な戦力補強を展開するパドレスにとって、トレバー・ローゼンタール、ミッチ・モアランドに続く3人目のトレード補強となる。

パドレスは今回のトレード・デッドラインにおいて「ブルペン」「強打者」「捕手」の3つを補強ポイントに掲げていた。ローゼンタール、モアランド、カストロの獲得によって、その補強ポイントをすべてクリアすることに成功した。

現在33歳のカストロは、今季エンゼルスで18試合に出場して打率.192、2本塁打、6打点、OPS.707を記録。打率は低迷しているが、コンスタントに四球を選び、出塁率.323はキャリア通算(.313)を上回っている。アストロズやツインズでは正捕手を務めた経験があり、また、ポストシーズン出場の経験もあるため、若い選手の多いパドレスにとって貴重な戦力となるはずだ。

パドレスではハイレベルな守備力を誇るオースティン・ヘッジスとの併用で、ある程度の出場機会を得ることが予想されている。なお、カストロはエンゼルスと1年契約を結んでいたため、今季終了後にフリーエージェントとなる。

エンゼルスへ移籍することが報じられているレイエスは27歳のリリーフ右腕で、今季メジャーでの登板はない。メジャーデビューした昨季は27試合に登板して防御率7.62に終わったが、26イニングで38個の三振を奪い、4勝0敗と勝ち運にも恵まれた。

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