地域医療とケアを考える「サマーキャンプ」 平戸と長崎拠点にオンライン開催

© 株式会社長崎新聞社

地域医療をテーマにオンラインで論議した「サマーキャンプ」=平戸市民病院

 地域医療とケアを考える「サマーキャンプ2020inHIRADO」が29日、平戸市民病院(平戸市草積町)と長崎大学病院(長崎市坂本1丁目)を拠点にオンラインで開かれ、長崎大、長崎純心大の学生、国内外の医師、医療関係者ら約100人が参加した。
 サマーキャンプは両病院、長崎大などが主催。15回目の今年は新型コロナウイルス感染予防のため、平戸で3日間、論議する例年の合宿形式は見送った。初のオンライン開催の冒頭、黒田成彦市長が「慢性的な医師不足が平戸の課題。長崎大の支援に感謝している」などとあいさつした。
 今回のテーマは「『国境を越えた地域医療』を平戸で考える」。医師4人が離島の周産期医療、海外の医療支援などのテーマで講演。福岡県久留米市の今立俊輔医師は「コロナ禍でこれまでできなかった、外来の予約制などが市民の協力でできた。医療現場の働き方が変わる」などと離島での経験を交えて話した。
 同大が平戸市民病院に設置している「へき地病院再生支援・教育機構」は今春、国際医療人育成室を新設。海外での医療支援を志す医師を採用し、国内滞在時は平戸で働いてもらう事業を始めた。2人を採用し、1人が同病院に勤務している。