キャニング好投もエンゼルス惜敗 大谷1安打、平野1回無失点

【マリナーズ2-1エンゼルス】(延長10回タイブレーク)@エンゼル・スタジアム

エンゼルスは先発のグリフィン・キャニングが8回4安打1失点という見事なピッチングを見せたものの、打線がわずか5安打に封じられ、タイブレークの末に1対2で惜敗。連勝が3でストップした。マリナーズ4番手のテイラー・ウィリアムスが今季初勝利(1敗)、5番手のヨハン・ラミレスがメジャー初セーブを記録。エンゼルス3番手のホゼ・キハーダが今季初黒星(0勝)を喫した。

キャニングが快投を続けるなか、マリナーズ先発のジャスティン・ダンも6回1安打無失点と好投し、試合は6回まで両軍無得点の投手戦に。7回表にマリナーズがカイル・ルイスの8号ソロで先制したが、エンゼルスはその裏、二死二塁からアンドレルトン・シモンズがライトへのタイムリーを放ち、すぐさま同点に追い付いた。

エンゼルスは8回裏にマリナーズ3番手の平野佳寿から一死一・二塁のチャンスを作ったが、アンソニー・レンドンがピッチャーゴロ、ブライアン・グッドウィンが空振り三振に倒れて無得点。平野はピンチを招きながらも無失点で切り抜け、開幕4試合連続無失点(防御率0.00)となった。

試合はそのままタイブレークに突入し、10回表一死二塁からティム・ロープスのタイムリーでマリナーズが勝ち越し。エンゼルスはその裏、ルイス・レンヒーフォと大谷翔平が連続三振に倒れ、マイク・トラウトが敬遠されたあと、レンドンがセンターフライに打ち取られ、1対2で敗れた。

「2番・指名打者」で先発出場した大谷は、初回の第1打席で四球を選び、今季5個目の盗塁に成功。3回裏の第2打席ではライトへのヒットを放った。6回裏の第3打席は見逃し三振に倒れ、8回裏の第4打席は平野と対戦してライトフライ。10回裏の第5打席は一打同点のチャンスで空振り三振を喫し、4打数1安打1盗塁で今季の打率は.181、OPSは.658となった。

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