中国西部の湖の都、万州は多くの名所、名産品で観光客を待っている

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【万州(中国)2020年8月28日新華社=共同通信JBN】中国西部にある重慶市万州区は湖の都で、8月27日夜、観光・文化商品の振興用に配信されたライブストリームショーで世間をあっと言わせた。万州区広報部によると、12のオンラインプラットフォームでライブストリームされたこのショーは、その美しい光景と豊かな資源で3542万ビューと1127万の「いいね」を獲得した。

三峡貯水池の中心に位置する万州には長い歴史と深い文化があり、古代から鑑賞に立ち寄る学者を引き付ける場所だった。万州では1800年にわたり重慶文化、三峡文化、移民文化、反日戦争文化、革命文化が出会って融合し、独特の地方文化を生み出してきた。

2006年に三峡ダムが完成して貯水が開始されると、万州に一連の湖が出現した。その後、都市公園が29カ所、都市広場が26カ所造成され、相互接続するウオーターフロント空間を形成した。湖や山々、高層ビルが併存する新都市が生まれたのである。万州の湖の景観は2016年、新三峡観光名所トップ10の1つに選定された。

人々は万州を訪れる際、重要な名所3カ所に足を運ぶべきである。長江河岸に1世紀近く建つ西山鐘楼は、中国と西洋様式の印象的なコンビネーションで、今も時を告げている。Ba Du発電所は80年前に建設され、転入した鉱工業企業に電力を供給した。発電所の旧施設は今も発電している。南宋王朝末期の反元戦争を生き延びた天生古代都市の遺跡は、四川省の都市防衛体制と宋・元戦争史に重要な位置を占めている。

重慶三峡移民記念館は万州のもう1つの必見場所で、三峡移民史と貯水池造成の完全な記録を保存している。記念館は数日前、福建省の古田会議記念館、河北省の平山革命歴史陳列館とともに、中国民族文化を保全・振興する国家プロジェクトの一環である革命文化のパイロットユニット第1弾に選定された。

万州大瀑布も訪れる価値がある。アジア最大級の滝といわれ、幅151メートル、高さ64.5メートル、エリアは9739.5平方メートルに及び、あらゆる角度から見ることができる数少ない滝の1つである。

人気の地元料理は万州麺、蒸し物、焼き魚の3つ。万州は中国の焼き魚の地元として公式認定されている。

さらに、万州は三峡関連ギフトが買える適地である。三峡貯水池の独特の気候は、品種改良の場に送られる地元かんきつ類、プラム、タンジェリンなど豊かな万州商品を育んでいる。木くしのブランド譚木匠はよく知られ、魚泉のパリッとして爽やかなからし漬け、香ばしいビーフジャーキーも有名である。三峡の刺しゅうや石はかなり独特で、地元のTiancong teaやShixiantaibai liquorは長く残る後味を自慢にしている。

水の都は長年平和と繁栄を享受しており、それは昔の大声で刺激的な労働歌と現在のスローライフ詠唱に反映されている。万州では、西山鐘楼や天生古代都市の1000年の優雅な味わいを求めて街路を歩くことができる。河岸を散策して西山の日没か森の上の朝日の輝きを見るのもいい選択肢で、夜景とさざ波を楽しむセーリングも推奨される。

万州は常に生態系保護を優先してグリーン開発を進めてきた。万州は成都・重慶経済圏を形成する機会を捉え、三峡貯水池における地方中心都市と経済センターの構築に最大限努力している。また、三峡観光と開発プロジェクトの地理的利点を促進することによって、観光流通センターと三峡貯水池の重要な目的地に発展させることも計画している。

詳細はhttp://www.wz.gov.cn/ を参照。

ソース:The Publicity Department of Wanzhou District, Chongqing Municipality