【新型コロナ】県内で新たに50人の感染を確認 生徒感染で臨時休校も

 新型コロナウイルス感染症を巡り、県内で31日、新たに10歳未満~80代の男女50人の感染が確認された。うち23人が感染経路不明。横須賀市では、感染し入院していた50代男性が死亡した。

 同市によると、亡くなった男性はクラスター(感染者集団)が起きた市立うわまち病院の7階病棟に入院していた。男性の家族の80代女性や転院先の衣笠病院(同市)で同室だった70代男性の感染も確認され、7階病棟関係の感染者は19人になった。

 横浜市では、クラスターが起きた障害児らの放課後等デイサービスの施設で7人目の感染者が判明。川崎市でも市内の介護施設に入居する80代と70代の男性2人の感染が報告され、同施設の感染者は計3人となった。

 県によると、海老名市で感染が分かった10代男性会社員は、横浜市で感染が確認された友人とカラオケ店を利用していた。海老名市では訪問介護事業所に勤務する60代介護職女性の感染も判明、同事業所は当面閉鎖するという。

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 県教育委員会は31日、横浜市内の県立高校2校と県立特別支援学校で、生徒計4人の感染が確認されたと発表した。高校は9月1日から臨時休校とし、特別支援学校は8月31日を休校とした。横浜市立小でも20代女性教諭の感染が判明し、31日を臨時休校とした。

 一方、在日米海軍横須賀基地司令部は31日、同基地で新たに関係者12人の感染を確認したと発表した。同基地の感染者(31日現在)は42人という。

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