ブルージェイズが先発補強 Dバックスから左腕・レイを獲得

マリナーズからタイワン・ウォーカーを獲得して先発ローテーションを強化したブルージェイズがさらなる補強に動いた。ニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマンらによると、ブルージェイズはトラビス・バーゲンとのトレードでダイヤモンドバックスからロビー・レイを獲得したようだ。レイはウォーカーと同様、今季終了後にフリーエージェントとなる。

現在28歳のレイは過去4年間でシーズン200奪三振を3度記録するなどメジャーを代表する奪三振マシンとして知られているが、今季は開幕から大不振。7試合に先発して31回を投げ、43個の三振を奪っているものの、投球回と同じ31個の四球を与え、1勝4敗、防御率7.84という成績に終わっている。日本時間8月27日のロッキーズ戦では相手打線を2安打に抑えたが、6つの四球を与えるなど制球が不安定で、99球を投げて5回途中でマウンドを降りた。

ブルージェイズはマット・シューメイカー、トレント・ソーントン、ネイト・ピアソンの故障離脱により、先発5枠のうち埋まっているのは柳賢振(リュ・ヒョンジン)、タナー・ロアーク、チェイス・アンダーソンの3枠だけ。ここにウォーカーが加わり、さらにレイを獲得することで先発5枚を揃えることに成功した。これにより、山口俊が先発に回る可能性は完全に消滅したと言えるだろう。

ダイヤモンドバックスが獲得するバーゲンは26歳のリリーフ左腕で、メジャーデビューした昨季はジャイアンツで21試合に登板して2勝0敗、防御率5.49を記録。今季はブルージェイズで1試合に登板しただけだった。なお、ダイヤモンドバックスがレイの年俸の一部を負担することが報じられている。

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