トレード・デッドライン その他の「駆け込みトレード」まとめ

メジャーリーグは日本時間9月1日午前5時にトレード期限を迎えた。マイク・クレビンジャー(インディアンスからパドレスへトレード)、スターリング・マーテイ(ダイヤモンドバックスからマーリンズへトレード)など、当サイトではそれぞれのトレードについてお伝えしてきたが、ここでは期限ギリギリに成立した「駆け込みトレード」をまとめて紹介する。

◆カブスがオーシッチを獲得

ブルペン補強を目指すカブスは、ダイヤモンドバックスからアンドリュー・チェイフィンを獲得したのに続いて、レッドソックスからジョシュ・オーシッチを獲得。オーシッチは31歳のリリーフ左腕で、今季は13試合に登板して1勝1敗、1ホールド、防御率5.74を記録している。レッドソックスには後日指名選手1名が移籍する。

◆カブスがメイビンを獲得

カブスはすでにレイズからホゼ・マルティネスを獲得しているが、さらなる右打者の補強としてタイガースからキャメロン・メイビンを獲得。メイビンは33歳のベテラン外野手で、今季は14試合に出場して打率.244、1本塁打、2打点、OPS.726をマークしている。タイガースはカブスからマイナー遊撃手のザック・ショートを獲得した。

◆メッツがチリーノスとフレイジャーを獲得

メッツはレンジャーズからトッド・フレイジャーとロビンソン・チリーノスを獲得した。フレイジャーは通算216本塁打の実績を誇る34歳のベテラン三塁手で、今季は31試合に出場して打率.241、2本塁打、7打点、OPS.702を記録。2018~19年にメッツでプレーしており、古巣復帰となる。一方のチリーノスは36歳のベテラン捕手で、今季は14試合に出場して打率.119、0本塁打、2打点、OPS.367と不振。この2人のトレードは別々に行われており、メッツはチリーノスの対価として後日指名選手1名と金銭、フレイジャーの対価として後日指名選手1名を獲得した。

◆メッツがカストロを獲得

メッツはさらに、オリオールズから救援右腕ミゲル・カストロを獲得した。現在25歳のカストロは今季がメジャー6年目で、ここまで16試合に登板して1勝0敗、1セーブ、4ホールド、防御率4.02を記録。オリオールズにはマイナー左腕のケビン・スミスと後日指名選手1名が移籍する。

◆パドレスがウィリアムスを獲得

積極的な動きを見せたパドレスは、一連のトレード補強の締めくくりとしてマリナーズから救援右腕テイラー・ウィリアムスを獲得。現在29歳のウィリアムスはメジャー4年目の今季、14試合に登板して1勝1敗、6セーブ、2ホールド、防御率5.93をマークしている。マリナーズは交換要員として後日指名選手1名を獲得した。

◆ブルージェイズがストリップリングを獲得

タイワン・ウォーカーとロビー・レイを獲得して先発ローテーションを強化したブルージェイズは、さらにドジャースからロス・ストリップリングを獲得した。ストリップリングは30歳の右腕で、今季は7試合に先発して3勝1敗、防御率5.61をマーク。ドジャースには後日指名選手2名が移籍する。

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