マダニ感染 男性死亡 長崎県内今年初 50代、経緯不明

 長崎市は1日、同市の50代男性が、マダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルスに感染して死亡したと発表した。県内では今年初めて。
 市地域保健課によると、男性は8月1日に発熱や下痢などを発症。6日に市内の医療機関へ入院した。7日の検査でSFTSウイルスを検出。28日に入院先で死亡した。
 男性がウイルスを保有するマダニにかまれた経緯は不明。マダニは畑や草むらなどに生息し、春から夏にかけ活発化する。同課は「畑などに入るときは、長袖シャツの着用などで肌の露出を減らし、かまれたらすぐに医療機関を受診してほしい」と呼び掛けている。

 


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