事業者を応援!秋の県産品まつり 14日まで 長崎浜屋に84店舗4000点

文明堂の実演販売に見入る来場者=長崎市、浜屋百貨店

 長崎県内の特産品を集めた第28回「秋の県産品まつり」が1日、長崎市浜町の浜屋百貨店で始まった。新型コロナウイルスの感染防止対策で「3密」を避けるため出店数を減らした分、会期を例年の倍に拡大。途中で店舗を入れ替え、計84店舗が、農水産品や菓子、工芸品など約4千点を出品する。14日まで。
 県と県物産振興協会が例年春と秋に開催。新型コロナの影響で春は3日間で打ち切りになった。今回は「各地の物産展中止で販路が失われた事業者を応援しよう」と方針を決定。客同士の距離を確保するため通路を広げ、出店数を3割減らした。その分、会期を延長して第1弾(1~7日)第2弾(9~14日)に分け、店舗を入れ替えることで参加店舗を増やした。
 初出店は全会期で14店。会場では初日、文明堂総本店(長崎市)の「三笠山」焼きたて実演販売や、道の駅「松浦海のふるさと館」(松浦市)のアジフライなどが人気を集めていた。
 長崎市の80代女性は「外出を自粛していたけれど、アジフライがおいしそうで来てみた」と話した。
 浜屋百貨店は10日まで、「おうちで県産品」と題し、出店事業者の一部商品をネットで販売する。

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