ＳＭＫ－ＬＯＧＯＭＯＴＩＯＮ（株）（TSR企業コード:014883180、法人番号:6010701030826、品川区戸越５－１７－１４、設立２０１５（平成２７）年５月７日、資本金４億８０００万円、角芳幸社長）は９月２日、取締役会を開催し、東京地裁に破産申請することを決議した。破産申請は９月７日を予定している。
負債総額は３０億３５００万円。
東証１部のコネクターメーカーのＳＭＫ（株）（TSR企業コード:290079624、法人番号:5010701001431、品川区）の連結子会社。SMKが５１％、スロバキアのＬＯＧＯＭＯＴＩＯＮ，ｓ．ｒ．ｏが４９％を出資する合弁会社で、電子機器部品の開発などを手がけていた。しかし、事業は軌道に乗らず、２０１５年５月の創業以来、５期連続で赤字を計上し、２０２０年３月期は売上高１００万円にとどまっていた。
このため、ＳＭＫなど株主からの借入金に依存した資金繰りが続き、事業継続が困難となり、ＬＯＧＯＭＯＴＩＯＮ，ｓ．ｒ．ｏに株式譲渡などの交渉を重ねていた。しかし、話し合いによる解決が難しく、合弁事業の終了を決定。合弁事業を終了する方法として、裁判所主導の法的手続きを決めた。
ＳＭＫは、当社に対する債権は２７億５００万円に達するが、すでに貸倒引当金を計上し個別業績に与える影響は軽微との見込みを発表している。
