8月の月間最優秀選手はアブレイユとタティスJr.

メジャーリーグ機構は日本時間9月3日、8月の月間最優秀選手を発表し、アメリカン・リーグはホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)、ナショナル・リーグはフェルナンド・タティスJr.(パドレス)が選出された。アブレイユは新人時代の2014年4月と同年7月に受賞しており、今回が3度目の受賞。一方のタティスJr.は初受賞となった。

アブレイユは28試合に出場して打率.330、OPS1.061の好成績をマーク。11本塁打はメジャー最多タイの数字だった。ア・リーグで8月に11本塁打を放ったのはアブレイユ、ルーク・ボイト(ヤンキース)、マイク・トラウト(エンゼルス)の3人だけ。長打率.687はボイトに次ぐリーグ2位だった。

日本時間8月22~24日のカブス3連戦では6本塁打を放ち、同一カードでの球団新記録を樹立。この期間中にメジャータイ記録となる4打席連続本塁打も達成した。ホワイトソックスの選手が月間最優秀選手を受賞するのは2019年4月のティム・アンダーソン以来となる。

タティスJr.は29試合に出場して打率.313、OPS1.057の好成績をマーク。アブレイユらと並ぶ11本塁打を放ち、ナ・リーグではタティスJr.とフアン・ソト(ナショナルズ)の2人だけだった。日本時間8月8~9日に2試合連続で初回先頭打者アーチを放ち、日本時間8月18日にはカウント3-0からグランドスラム。パドレスはこの試合からメジャー新記録となる4試合連続グランドスラムを達成した。

データサイト「FanGraphs」が算出している総合指標WARでは、8月の野手メジャー1位となる2.0を記録。パドレスの選手が月間最優秀選手を受賞するのは2016年6月のウィル・マイヤーズ以来となった。

© MLB Advanced Media, LP.