宅配便を使おう!ヤマト、佐川急便、郵便局の3社を比較

日本の宅配便業者の特徴

日本で荷物を送るとき、「どの会社を利用すればいいの?」と迷ったことのある人もいるかもしれません。

日本では、ヤマト運輸(通称、クロネコヤマト)や、佐川急便、日本郵政(郵便局)などの会社が宅配便を取り扱っています。

この記事では3社の特徴や利用時に気をつけたいことなどを紹介。記事の末尾には3社の比較表も掲載しているので、日本で荷物を送る際の参考にしてください。

1. ヤマト運輸(クロネコヤマト)

ヤマト運輸のシンボルは、ロゴに描かれた黒猫です。このため同社はロゴにちなんでクロネコヤマトと呼ばれ、庶民に親しまれています。

荷物の配送個数は日本一。ヤマト運輸は、自社の宅配便サービスを「お宅に急いでお届けするサービス」という意味を込めて「宅急便」と読んでいます。

宅急便は商標登録され、他の事業者が"宅急便"の名称を使うことはできません。

公式HP:http://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/customer/

特徴

●営業所数が多く、コンビニとも提携しているため、24時間いつでも荷物を預けることができます。

●きめ細やかなサービスが特徴。希望した時間通りに荷物が届きます。

●LINEと会員制の「クロネコメンバーズ」を連携すると、荷物の配達予定や不在連絡の通知がLINEで受け取れます。

注意点など

●送料は他社にくらべて高めです。荷物を営業所に自分でもっていく「持込割」やメンバーズ割などの割引も用意されています。

割引についてくわしくは以下のページをご覧ください。

ヤマト運輸「お得な割引・サービス」:http://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/search/payment/discount/

●配達時間は、次の5区分から選べます。 午前中(8:00~12:00)/ 14:00~16:00/16:00~18:00/18:00~20:00/19:00~21:00

●荷物のサイズや重さ、距離によって料金が決まります。サイズと重さは営業所できちんと計測してもらえます。

2. 佐川急便

荷物の配達個数では、ヤマト運輸に次いで業界第2位の「佐川急便」。スタッフの青い制服が"爽やか"と好評で、制服を着た男性スタッフ"佐川男子"の写真集や、カレンダーも出版されています。

公式HP:https://www.sagawa-exp.co.jp/

特徴

●通常の荷物から大きなものまで送ることができます。「飛脚ラージサイズ宅急便」は50kg・3辺の合計が260cmまでの荷物を送付可能。楽器も送れます。

●配達時間は次の7区分から選べます。

午前中(8時~12時)/ 12:00~14:00/14:00~16:00/16:00~18:00/18:00~20:00/18:00~21:00/19:00~21:00

●送料はヤマト運輸に比べて安めです。

注意点など

●営業所の数は3社中もっとも少なく、時間内に届かないこともあります。

●コンビニでの集荷は行っていません。ローソン、ミニストップで受け取りは可能。

●公式LINEアカウントは現在ありませんが、専用アプリで発送状況を確認できます( iPhone用アプリAndroid用アプリ)。

3. 日本郵政(郵便局)

日本郵政(郵便局)の荷物の配送個数は日本第3位。郵便局から送る宅配便は「ゆうパック」と呼ばれています。国内だけでなく海外発送のオプションも充実しています。

公式HP:https://www.post.japanpost.jp/send/

海外発送についてくわしくは以下の記事をご覧ください。

特徴

●「eお届け通知」あり。LINEの公式アカウントに個人情報を登録すると、受け取り日時の指定ができます。

●配達時間は、次の7区分から選べます。

午前中/12:00~14:00/14:00~16:00/16:00~18:00/18:00~20:00/19:00~21:00/20:00~21:00

注意点など

●ほとんどの郵便局は平日17:00までの営業です。営業時間内に郵便局まで行けないときは、自宅まで荷物を受け取りに来てもらえる集荷サービスもあります。webから簡単に申し込みができるので、利用してみましょう。

郵便局「web集荷サービス」:https://mgr.post.japanpost.jp/C20P02Action.do?ssoparam=0&termtype;=0#

●コンビニ受付は、 ローソン、ミニストップ、北海道のコンビニ「セイコーマート」の一部のみです。

用途にあった宅配便業者を選ぼう

通常の小包を発送するだけなら、3社の差はほとんどないといってもいいでしょう。しかし、大型の荷物や海外発送となると、それぞれのサービスを比較検討するのがオススメです。

日本の宅配便のスタッフは、丁寧に荷物を扱い、時間通りに配達できるよう日々努力しています。

荷物を発送したり受け取ったりしたときは、次のように日本語で伝えてみるとよさそうです。「ありがとうございます。おつかれさまです」。

© 株式会社MATCHA