豪雨被災の熊本に 松浦市が職員派遣 西田さん、球磨村へ

友田市長から球磨村派遣の辞令を受ける西田さん(左)=松浦市役所

 松浦市は1日、7月の豪雨で被災した熊本県球磨村に1カ月間、派遣する職員に辞令を交付した。
 被災した熊本、大分、福岡3県の自治体に対する九州地方知事会からの職員派遣要請に応え、市民生活課の西田大輔さん(37)を30日まで派遣する。西田さんは2011年の東日本大震災で宮城県石巻市、16年の熊本地震で熊本県宇土市に派遣された経験がある。球磨村では住民の生活再建に向けた相談や給付金など支援の窓口業務を担当する。
 辞令交付には7月末から8月末まで交代で球磨村に派遣され、避難所の運営などに携わった職員3人も同席。友田吉泰市長は「被災した住民に寄り添うことは大事。この経験は松浦に戻ってからの仕事にも役立つ」と激励した。
 西田さんは「過去の被災地派遣の経験を生かして、被災者の意見を聞き、不安な心をくみ取れるよう窓口業務に取り組んでいきたい」と話した。

© 株式会社長崎新聞社