「迷子、迎えに来て」 川棚署がブンチョウ1羽を保護

川棚署で保護されたブンチョウ=同署

 長崎県の川棚署は、“迷子”とみられるブンチョウ1羽を、拾得物として保護した。当面は署員の親戚宅で預かり、飼い主が見つかるのを待っている。
 同署によると、8月27日午後3時半ごろ、町内に住む小学生が自宅の庭に飛来したのを捕獲し、交番に届けた。場所は中組郷の町立川棚中近く。同署に「飼い鳥が逃げた」などの相談は寄せられておらず、県警の遺失物管理システムに照会しても見当たらなかったという。
 ブンチョウは体長約10センチ。頭部と尾は黒く、体はグレーで、くちばしはピンク色。同署が鳥かごと餌を用意し、しばらく受け付けに置いていたが、飼い主がなかなか現れないため、署員が引き取り、親戚宅で飼育している。
 同署の川原康副署長は「飼い主もきっと心配している」と情報提供を呼び掛けている。同署(電0956.820.3110)。

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