新型コロナウイルスの影響でスケジュールがズレてしまったが、現在各国リーグで移籍マーケットがオープンし、様々なクラブがそれぞれに補強を行っている。
今回は『Sportskeeda』から「今夏最もインテリジェントな補強TOP5」をご紹介する。
5位:ルロイ・サネ
クラブ:マンチェスター・シティ→バイエルン
マンチェスター・シティがシャルケ04からサネを獲得したのは2016年。合計3640万ポンドという価格だった。プレミアリーグを席巻した彼は2年目に最優秀若手賞に輝くなど大ブレイクした。
昨年夏にはバイエルンへの移籍が噂された。その予想額は1億ユーロ(およそ126.4億円)だと言われたものの、前十字靭帯を断裂したために交渉が流れてしまった。
そして今夏改めてバイエルンに移ることとなったが、契約期間がのこり1年となり、さらに怪我の影響もあって価格は下落。なんと4900万ユーロ(およそ61.9億円)で取引されることになった。
4位:ジュード・ベリンガム
クラブ:バーミンガム→ドルトムント
17歳のベリンガムは、世界でも最も有力視される若手の一人だ。ボルシア・ドルトムントに加入する際には移籍金最大2300万ユーロ(およそ29.1億円)という取引が行なわれた。
サッカーの歴史上もっとも高額な17歳となったが、もともとはもっと高い価格が設定されていた。バーミンガムが新型コロナの影響で経営にダメージを受けたことで、この額まで下がったと考えられている。
すでにプレシーズンマッチではドルトムントにフィットしているところを見せており、ブンデスリーガでも活躍が期待されている。
3位:アルトゥール
クラブ:バルセロナ→ユヴェントス
バルセロナの中心選手は高齢化しており、クラブを長期間支えられる若手を探していた。はずなのだが、なぜか24歳のアルトゥールを30歳のミラレム・ピャニッチにトレードした。
それはおそらくバルセロナが財政的なバランスを取らなければならなかったためだったと言われている。紙の上ではアルトゥールが7200万ユーロ(およそ91億円)、ピャニッチが6000万ユーロ(およそ75.8億円)だった。
ユヴェントスは儲けものだった。たった1200万ユーロ(およそ15.2億円)と30歳の選手を提供することで、世界最高クラスの資質を持つ若手MFを手に入れられたのだから。
2位:アシュラフ・ハキミ
クラブ:レアル・マドリー→インテル
レアル・マドリーは正しい選択をしたのかどうか。21歳のアシュラフ・ハキミは、ボルシア・ドルトムントへの2年ローンで大ブレイクし、世界最高クラスの攻撃的サイドバックに成長した。
しかしレアル・マドリーはダニ・カルバハルをベンチに置く準備はなかったし、ハキミもサブになるような選手でもない。そしてインテルはレアル・マドリーのそのジレンマを利用した。
4000万ユーロ(およそ50.6億円)という価格で獲得できたのはあまりにもお得だ。インテルに多くのゴールとアシストを提供してくれるだろう。
1位:トマ・ムニエ
クラブ:PSG→ドルトムント
彼はパリ・サンジェルマンの輝かしいメンバーの中で人気があったわけではないが、そのクオリティを否定することはできない。
パリ・サンジェルマンは左サイドのレイヴァン・クルザワと契約を延長したが、ムニエとは離別を決断。そこでボルシア・ドルトムントがすかさず接近し、2年の契約をまとめてみせた。
移籍金はフリー、まだ28歳でトップレベルにいる選手だ。アシュラフ・ハキミを失ったことに対する素早い反応も含め、非常にクレバーな動きだった。