火星探査車にも使用されたNASA技術「エアロゲル」を採用したアウターウェアが登場

株式会社エクセルリビングは、同社の取り扱うアメリカ発のアウターウェアブランド「OROS」の新作”エンデバージャケット”をクラウドファウンディングで予約販売し、開始1時間で支援金額1000万円を突破したことを発表しました。

エンデバージャケットは、NASAが宇宙服に使う断熱素材を世界で初めてアパレルに応用しており、-40℃まで対応する”世界最強”と謳っても過言ではないアウターウェアです。更に、温かいだけではなく薄くて軽く動きやすいため、ウインタースポーツや冬期の自転車・バイク運転にも最適な仕様になっています。

【特徴】
●NASAが宇宙服に使う断熱素材を特許技術でアパレルに応用!-40℃まで対応するウェアを実現!
●軽く・動きやすく進化!日本のお客様のお声を元に改善を繰り返した一生モノのアウターウェア!
●完全防水・防汚・防風機能搭載で、場所や天候に関わらずアクティブに使える無敵な仕様を実現!

また、難燃性素材を採用しており、キャンプファイヤーやBBQなどで生じる火の粉でウェアに穴が空いてしまうということもない、一生モノであることを謳っています。

気になるNASAの技術が施された断熱素材というのは「エアロゲル」というもので、ガラスと同じシリカ(二酸化ケイ素)を材料としています。以前にsoraeでも紹介した優れた素材で、エアロゲルは99パーセントが空気でできており、極めて軽く熱や紫外線を遮断することが可能なことから、NASAの火星探査車にも断熱材として使用されています。

凍った煙とも呼ばれる「エアロゲル」(Credit: NASA/JPL-Caltech)

OROSは特許技術により、このエアロゲルを2〜3ミリの生地「ソーラーコア」に仕立てることに成功。そしてこの”エンデバージャケット”が完成したといいます。

定価は少しお高めの59,800円(税込)ですが、クラウドファウンディングサイトのMakuakeでは10%割引の53,790円(税込)で予約販売を受け付けています。締切は2020年9月29日で、11月末までのお届けを予定しており「今ご購入いただくと、今年の冬に間に合います!」とコメントしています。

▲着用イメージ。適温は10度から-40度

▲下からチョコレートを火を炙ってもエアロゲルを介せば溶けない!?

▲OROSはエアロゲルを特殊加工し、3ミリの生地”ソーラーコア”を独自開発

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Source: 株式会社エクセルリビング

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