ダルビッシュ7回1失点で7連勝 被安打1、奪三振11の圧巻投球

【カージナルス1-4カブス】@リグリー・フィールド

ナショナル・リーグのサイ・ヤング賞筆頭候補に挙げられるダルビッシュ有が受賞に向けてまた一歩前進した。カージナルスのエース右腕ジャック・フラハティとの投げ合いが注目されるなか、6回表先頭のマット・カーペンターに2号ソロを浴びるまでパーフェクト投球を継続。7回101球を投げて被安打1、奪三振11、無四球、失点1という圧巻のパフォーマンスで今季7勝目(1敗・防御率1.44)をマークした。

初回先頭から二者連続三振、三者凡退の立ち上がりを見せたダルビッシュは、その後も多彩な球種を駆使してカージナルス打線を圧倒。5回表には4番ブラッド・ミラー、5番ポール・デヨング、6番ヤディアー・モリーナを三者三振に仕留め、7イニングを投げ抜いてマウンドを降りるまでに22人の打者から11個の三振を奪った。

6回表先頭のカーペンターに被弾したあとも動揺することなく、安定感のあるピッチングを継続。7回表は2番トミー・エドマンを1球でレフトフライに打ち取ったあと、3番ポール・ゴールドシュミットと4番ミラーを連続三振に仕留め、圧巻のパフォーマンスを締めくくった。

データサイト「FanGraphs」が算出する総合指標WARは2.1となり、投手ではナ・リーグ1位の数字。サイ・ヤング賞争いでは間違いなく先頭を走っている。今季初登板こそ4回3失点で敗戦投手となったものの、その後はすべての試合で6イニング以上を1失点以下に抑え、7先発で7連勝となった。

カブスは指名打者として出場したウィルソン・コントレラスがチームの全4得点を叩き出す活躍でダルビッシュを援護。カブス3番手のジェレミー・ジェフレスが今季5セーブ目をマークし、3回途中3失点で降板したフラハティは今季初黒星(2勝)を喫した。

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