大谷が初のサヨナラ打 トラウトは球団タイ299号アーチ

【アストロズ5-6xエンゼルス】(延長11回タイブレーク)@エンゼル・スタジアム

エンゼルスは9回表に3点のリードを守れず、試合はタイブレークに突入。11回裏、先頭のアンソニー・レンドンがファーストライナーに倒れたあと、大谷翔平がライト前ヒットを放って二塁走者のマイク・トラウトが生還し、6対5でサヨナラ勝ちを収めた。大谷はメジャー3年目で初のサヨナラ打となった。

エンゼルスは初回にトラウトの14号2ランなどで3点を先制。トラウトはこの一発が通算299本目の本塁打となり、ティム・サーモンが持つ球団記録に並んだ。3回裏にはジャレッド・ウォルシュに1号ソロが飛び出し、4点をリードした。

エンゼルス先発のディラン・バンディは4回表にカルロス・コレアのタイムリー二塁打などで2点を失ったものの、7回6安打2失点の好投。エンゼルスは6回裏にアンドレルトン・シモンズのタイムリーで1点を追加し、3点をリードして最終回を迎えた。

ところが、4番手のタイ・バットリーが2点を失い、一死一塁となったところで降板。急遽マウンドに上がった5番手のマット・アンドリースが二死二塁からカイル・タッカーにタイムリー二塁打を浴び、5対5の同点に追い付かれた。

タイブレークは両軍無得点が続き、11回裏一死二塁から大谷がサヨナラタイムリー。アンドリースが今季2勝目(2敗)をマークし、アストロズ6番手のブルックス・レイリーに今季初黒星(0勝)が記録された。

「4番・指名打者」で先発出場した大谷は、四球、レフトライナー、空振り三振、レフトフライ、ファーストゴロ、サヨナラタイムリーで5打数1安打1打点。最後の打席で大仕事をやってのけ、今季の打率は.190、OPSは.664となった。

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