【MLB】大谷翔平、メジャー初サヨナラ打の一問一答 「投手がクリアに見えた」「喜びは控えめに」

延長11回に劇的なサヨナラ打を放ったエンゼルス・大谷翔平(中央)【写真:AP】

「明日また継続して、ボールがどのように見えるかが大事かと思います」

■エンゼルス 6-5 アストロズ(日本時間5日・アナハイム)

エンゼルスの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、本拠地のアストロズ戦で「4番・指名打者」で先発出場した。同点で迎えた延長11回の第6打席でメジャー初のサヨナラ打を放った。チームは2連勝を飾った。

5-5で迎えた延長11回1死二塁。フルカウントから、左腕レイリーのスライダーを右前へ打ち返した。二塁走者トラウトが生還するサヨナラ打となった。サヨナラ打はメジャー3年目で初だ。大谷は一塁ベース付近で控えめに喜んだものの、ベンチ前ではハイタッチで出迎えられた。

初回無死一塁でマッカラーズJr.から四球を選んだが、第2打席以降は沈黙。3回先頭は2番手右腕ガルシアに左直。5回1死一塁は空振り三振、6回2死満塁は左飛に倒れ、3点差を追いつかれた9回先頭は一ゴロに倒れた。5打数1安打1打点で打率.190。試合後の会見では復調を感じされる一打となったと明かした。

――成績的には不本意なシーズンだと思うが、今後の自信につながるか。
「ヒットが出たというよりは見え方というか打席の感じが前の打席から良かったので。明日それをまた継続して、(ボールが)どのように見えるかが大事かと思います」

――最初の2打席で何が変わったか。
「まずは立ち方がすごい、投手がよりクリアに見えてましたし、距離感の詰め方も良かったので。また明日かなと思います」

――前回のサヨナラ打はいつか。
「打ったのは日本シリーズですかね、たぶん」

「1回1回もっともっと良くなるように工夫して打席に立ちたい」

――今年通じてボールの見え方が良くなかったか。
「そうですね。技術面でいうなら、そういうところというか立ち方、構えから入ると思うので。そこを簡単かなと言うと思うんですけど、同じように毎回毎回立っていくのも難しいので。そこは何回やっても難しいかなと思います」

――今年はオープン戦がなかった。
「やりたいことが去年とは違うところがあるので、その結果ズレてきたりあると思うんですけど。去年から同じことをずっとやるつもりはないですし、1回1回もっともっと良くなるように工夫して打席に立ちたいなと思います」

――3ボールから対左腕に対してバットを振っていった。左投手の見え方も良くなっているか。
「右左関係なくと言うか、いい時というのもあまり右とか左とか関係ないと思っているので。よく見えている時は関係なく、いいスイングができているのかなと思います」

――サヨナラ打に率直な感想は。
「嬉しいですし、でも本来はもっともっと……。あまり(他人と)くっつかないというか、そういう感じでやっているので。普通のシーズンで本来なら、もっと打ってみたかったなと思います」

――喜び方も難しかったか。
「そうですね。いっていいのか、どうなのか。みんな分からないので」

――安打がなかった。メンタル面は冷静に打席に入れたか。
「あまり出てないなと思わず。前の打席が良かったので、その感覚のままいってみて、どうなのか感覚を知りたかったので。結果いい打席だったので良かったなと思います」

――サヨナラ打でも喜び方が少なかったように見えた。打撃に引っかかるところがあったのか。
「ハイタッチしていいのか、よく分かっていないので。なるべく控えめにというか……」(Full-Count編集部)

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