敬老の日を前に1人暮らしのお年寄りに新米贈る

宮田副会長(右)から新米を受け取った川森さん=平戸市志々伎町

 敬老の日(21日)を前に、長崎県平戸市志々伎町の市民団体、志々伎地区まちづくり運営協議会(まち協)が、地域の70歳以上の独居高齢者約60人に、早期米「コシヒカリ」の新米5キロを贈っている。
 新型コロナウイルス感染症の影響で、同地区では敬老会開催が見送られた。近所の住民らとの触れ合いが減った高齢者を元気づけようと、同協議会の宮田克幸副会長が、収穫したばかりの新米300キロの提供を申し出た。これを受け、同協議会事務局は「志々伎まち協米」として、同地区内の各区長に委託し、対象者宅に届けている。
 同協議会事務局はこのほど、高齢者代表として、川森カズ子さん(87)を事務局に招き、贈呈式を実施した。宮田副会長から新米を受け取った川森さんは「助かります。新米はおいしいから楽しみ」と笑顔を見せた。

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