川崎市川崎区の多摩川河川敷で昨年2月、市立中学1年の男子生徒=当時(13)=が殺害された事件で、殺人と傷害の罪に問われたリーダー格の無職少年A(19)の裁判員裁判が3日、横浜地裁(近藤宏子裁判長)で開かれた。2日目となるこの日は午前10時から始まり、検察が少年Aに対し被告人質問を行った。少年は凶器となったカッターナイフで男子生徒の首を切った際「首を切ったら死ぬかな、と思った」と述べた。主なやりとりは次の通り。【検察−被告人質問】 −少年Bとの関係について聞きます。一つ下ですが、ゲーム友達ということか。
「はい」 −会ったのは平成26年3月ごろということだが、そうか。
「はい」 −少年Cと男子生徒との関係は、(同じ年の)12月以降に友達になったのか。
「はい」 −男子生徒とはどういう付き合いか。
「ゲームセンターで遊んだり」 −君の家に来たことはあるか。
「1回くらいあると思う」 −ゲームの話以外にはどういう話をしたか。
「ゲーム以外にはないと思う」 −男子生徒のことを君はなんて呼んでいたか。
「カミソンと呼んでいました」 −男子生徒は君のことを、さん付けだったのか、君付けだったのか。
「君付けで呼んでいました」 −敬語でしたか、ため口でしたか。
「敬語のときも、ため口のときも」 −調子に乗る、というのはため口のときのことか。
「はい」 −男子生徒は君にとってどういう子。
「面白い子」 −親しみをもっていたということか。
「人との距離とかをつくらない感じ」 −男子生徒はなついているということか。
「みんな全員と」 −全員となついているということか。
「はい」