ユニークかかし30体 壱岐・筒城小児童ら制作

かかしを学童農園前に立てる児童と住民たち=壱岐市、西福寺付近

 壱岐市石田町の市立筒城小(矢野貞弘校長、49人)の児童や地域住民が作ったかかしが、同小の学童農園前に並んでいる。アニメキャラクター、人気芸能人ら約30体。稲刈りの時期まで設置する。
 東日本大震災を受け、被災地にエールを送るかかしを立てたのが始まり。最初の1体は「がんばれニッポン」のメッセージと共に、毎年この時期に学童農園の前で地域を見守っている。
 同校前の西福寺でこのほど、児童8人と教諭、保護者らがかかし作りに取り組んだ。子どもたちは、支援団体があらかじめ用意したかかしの骨格に、住民らが持ち寄った不用の服などを着せ、油性ペンで顔を描いていった。
 6年生の江口希愛輝(きあら)さん(11)は「お米をおいしく食べられるように守ってほしい」とかかしの奮闘に期待した。

© 株式会社長崎新聞社