田んぼに描く五輪 大村城南高生徒が制作

田んぼに浮かび上がった五輪のマークと「ONE」の文字=大村市、大村城南高竹松農場

 長崎県大村市宮小路3丁目の県立大村城南高竹松農場で、生徒が制作した「田んぼアート」が完成。五輪のマークや「ONE」の文字が浮かび上がっている。
 同高栽培環境部の生徒らが毎年取り組み、12回目。例年地元の子どもたちと田植えをしているが、新型コロナウイルス問題を受け、今年は生徒だけで実施した。
 田んぼアートは横30メートル、縦32メートル。東京五輪の成功や「みんながひとつになって新型コロナに対応する」とのメッセージを込めた。昨年の反省を生かし、文字を太くするなど見やすくする工夫もしたという。
 5日は鑑賞会を開催。見学に訪れた市立放虎原小4年の村山七美さん(10)は「とてもきれいで、すごかった」と感想。同高3年の志水豊己さん(17)は「最初は五輪マークがうまく円形にならず苦労したが、去年より見やすくなり、うまくいった」と話した。
 鑑賞会は、台風10号による稲の被害がなかった場合、12、13日の午前9時半~午後1時にも開く。

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