早めに避難 不安な夜 台風10号本県接近

避難所で水分を補給する住民ら。新型コロナウイルスの感染対策、熱中症予防なども求められ、不安な時間を過ごした=6日午後6時、宮崎市・小松台小体育館

 「最小限の被害で過ぎ去って」。大型で非常に強い台風10号が本県に接近した6日、県内の避難所には風雨が強まる前の朝早くから住民が次々と身を寄せるなどして警戒した。これまで台風や豪雨による被害に見舞われた地域の住民からは「また自宅に戻れなくなるのでは」と切実な声も。新型コロナウイルス感染への注意も求められ、住民は不安と緊張感を抱えながら一夜を過ごした。

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