台風10号 四国から関東で大気不安定 大雨に 日本海側は猛暑

 きょう7日(月)は、台風10号から吹き込む南風の影響で、東海など台風から遠い地域でも大雨になりそうだ。
 また、日中の気温が広い範囲で30℃を上回り、北陸では35℃以上の猛暑日となる所もある見込み。台風の後は、熱中症にも警戒したい。

台風10号 長崎県の西海上を北上中

 7日(月)午前4時現在、大型の台風10号は非常に強い勢力を保ったまま、長崎県の西海上を北上している。この影響で九州では、一部の地域で停電が発生している。切れた電線は危険なので、絶対に触らないようにしてほしい。
 台風は、午後には朝鮮半島へ向かい日本から離れる見込みだが、引き続き雨が続く地域が多い。気象庁は、土砂災害や河川の氾濫に厳重な警戒を呼び掛けている。

四国から関東 大気不安定 雷を伴った大雨

 台風10号から吹きこむ湿った南風の影響で、四国から関東では、大気の状態が非常に不安定になっている。このため、雷を伴った大雨になるところがありそうだ。あす8日(火)午前6時までに予想される雨量は多い所で、東海地方で300ミリ、四国で250ミリとなっている。特に山の東から南側では、総雨量が600ミリを超える可能性もありそうだ。
 九州以外の地域でも、土砂災害や河川の増水などの大雨による災害に厳重な警戒をしてほしい。

広く30℃以上 北陸は猛暑

 きょうは沖縄から東北の広い範囲で、日中の気温が30℃を上回り、暑くなる予想。特に北陸ではフェーン現象の影響で、富山で36℃など、猛暑になる所もありそうだ。引き続き、熱中症対策も忘れないようにしたい。

<7日(月)の予想最高気温(前日差)>
札幌  30℃(+2℃)真夏以上
仙台  32℃(+3℃)真夏以上
新潟  35℃(±0℃)真夏以上
東京  31℃(+1℃)真夏並み
名古屋 30℃(-5℃)平年並み
大阪  34℃(±0℃)真夏並み
福岡  30℃(+2℃)平年並み
那覇  29℃(+2℃)10月上旬並み

(気象予報士・森戸美唯)

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