ヤンキース3連敗で地区3位転落 田中6回途中4失点で2敗目

【ヤンキース1-5オリオールズ】@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

ヤンキースはメジャー初登板初先発の新人右腕ディーン・クレーマーに苦戦し、6回までわずか1安打1得点。オリオールズに1対5で敗れて3連敗となり、地区2位で並んでいたブルージェイズがレッドソックスに勝利したため、地区3位に転落した。

先発の田中将大が初回にDJ・スチュワートの3号2ランで2点を失ったヤンキースは、直後の2回表にミゲル・アンドゥハーのヒットと2つの四球で一死満塁のチャンスを迎えたが、エリック・クラッツのサードゴロの間に1点を返しただけ。6回表一死からルーク・ボイトが四球を選ぶまで走者すら出せず、クレーマーにメジャー初勝利を献上した。

田中は6回裏先頭のペドロ・セベリーノを三塁アンドゥハーのエラーで出塁させ、一死一・二塁となったところで降板。2番手のルイス・セッサが二死満塁とし、ブライアン・ホラデイの押し出し四球とアンドリュー・ベラスケスのタイムリーで2点を失ったため、田中には4失点(自責点は2)が記録された。

ヤンキースは7回以降、毎回走者を出したものの、チャンスを生かせず無得点。一方、オリオールズは7回裏に3番手のニック・ネルソンから一死三塁のチャンスを作り、ライアン・マウントキャッスルの犠飛でダメ押しの5点目を奪った。

田中は6回途中まで95球を投げて被安打6、奪三振5、与四球1、失点4(自責点2)という内容で今季2敗目(1勝・防御率3.38)。首位レイズとのゲーム差は6.5まで広がっており、明日からの2位ブルージェイズとの3連戦は、ヤンキースにとって極めて重要な戦いとなるだろう。

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