レイズが逆転サヨナラ アロサレーナ2本塁打、筒香は代打で三振

【マーリンズ4-5xレイズ】(延長10回タイブレーク)@トロピカーナ・フィールド

レイズはタイブレークの10回表に1点を勝ち越されたものの、10回裏に崔志萬(チェ・ジマン)のタイムリー二塁打とブランドン・ロウの犠飛で2点を奪って逆転サヨナラ勝ち。2本塁打を含む3安打を放ったランディ・アロサレーナの活躍が目立った。レイズ5番手のジョン・カーティスが今季3勝目(0敗)をマーク。マーリンズ4番手のブランドン・キンツラーは今季3敗目(1勝)を喫した。

投手育成に定評のあるレイズは、これまでトレードで有望な投手を放出することを拒んできた。しかし、今年1月にカージナルスからホゼ・マルティネスとアロサレーナを獲得した際、交換要員として有望株のマシュー・リベラトーリを放出。メジャーでの実績はマルティネスのほうが上だが、レイズが本当に欲しかったのはアロサレーナだった。

マルティネスの放出に伴いメジャー昇格を果たしたアロサレーナは、この試合が今季6試合目の出場。初回の第1打席でマーリンズ先発のトレバー・ロジャースから2号ソロを放つと、6回裏の第3打席でも再びロジャースから3号ソロ。8回裏には3番手のイミー・ガルシアからショートへの内野安打を放ち、3安打2打点の活躍を見せた。

ケビン・キャッシュ監督はアロサレーナについて「彼は間違いなく才能のある選手だよ。パワーがあり、素晴らしいバットスピードでボールを強く叩いている。本当に印象的な活躍をしてくれているね」と語る。出場した6試合で15打数7安打(打率.467)、3本塁打、OPS1.622という見事な活躍を見せているアロサレーナは、リーグ最高勝率をマークするレイズをさらなる高みへ押し上げる存在となるかもしれない。

なお、レイズの筒香嘉智は3対3の同点で迎えた7回裏に代打で登場し、2番手のブラッド・ボックスバーガーの前に空振り三振。1打数ノーヒットで今季の打率は.202、OPSは.770となった。

© MLB Advanced Media, LP.