南島原市に仕切り枠寄贈 島原工高生

南島原市の深松市民生活部長(左から2人目)に仕切り枠を手渡す島原工業高の生徒ら=同市役所(撮影のためマスクを外しています)

 新型コロナウイルス感染症の予防に役立ててもらおうと、長崎県立島原工業高(蒲川俊浩校長)建築技術科の生徒4人がこのほど、南島原市役所(西有家町)を訪れ、製作した飛沫(ひまつ)防止の仕切り枠8枚を市に寄贈した。
 同科の生徒10人が夏休み期間を利用し、杉の木の廃材で縦85センチ、横1メートル20センチの仕切り枠を製作した。市に寄贈に訪れた3年の尾ノ上辰典さん(17)は「日頃学んだ建築技術を生かす良い機会。地元のお役に立ててうれしい」と目を輝かせた。
 仕切り枠を受け取った深松良蔵市民生活部長は「コロナ禍が深刻化する中、大変ありがたい。必要とする各支所の市民窓口で使用したい」と感謝を述べた。

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