新型コロナウイルス感染症の影響で神奈川県内全25の海水浴場が今夏の開設を見送ったことについて、黒岩祐治知事は7日、公益財団法人日本ライフセービング協会の入谷拓哉理事長らと県庁で面会し、海の安全を守る活動に感謝の意を伝えた。
県は6月、海岸での水難事故防止などに向けた連携・協力に関する包括協定を同協会と締結。ライフセーバーが今夏、海岸パトロールに加わったほか、救助活動にも当たった。
知事は、例年の海水浴場エリアで水難死亡事故がゼロだったことに「協力のおかげ」と感謝。記者団の取材に「海の安全を守るためにライフセーバーの皆さんと共同歩調を取れたことは大きな財産」とし、来夏については「コロナの状況によるが、収束して従来通りの海水浴場になることを望む」と語った。