フィリーズがタイブレーク制す セグーラ決勝弾含む4安打5打点

【フィリーズ9-8メッツ】(延長10回タイブレーク)@シティ・フィールド

フィリーズは6点を先行しながらもメッツに逆転を許したが、新人アレック・ボームが8回表に同点タイムリーを放ち、10回表にはジーン・セグーラが勝ち越しの5号2ラン。メッツとの熱戦を制して連敗を2で止め、今季20勝に到達した。

普段は試合開始の30~45分前に完全にユニフォームに着替えるセグーラだが、この日は早く球場に着いたため、試合開始の90分前には完全に着替えを終えていた。ロッカールームで準備万端のセグーラを見かけたリーズ・ホスキンスが何本ヒットを打つつもりかを尋ねたところ、セグーラは「5本」と回答。残念ながら5本には届かなかったものの、セグーラは4安打5打点の大活躍でチームを勝利に導いた。

フィリーズは初回に一死満塁のチャンスを迎え、セグーラが走者一掃のタイムリー二塁打を放って3点を先制。ホスキンスが2回表に9号2ラン、J・T・リアルミュートが5回表に10号ソロを放ち、6点をリードした。ところが、5回裏に4本の二塁打で3点を返されると、7回裏にはディディ・グレゴリアスの悪送球の間に2点差とされ、ジェフ・マクニールには2号逆転3ランを献上。リリーフ陣が踏ん張れず、メッツに逆転を許した。

しかし、8回表二死一・二塁からボームのタイムリーで7対7の同点に追い付くと、10回表にはセグーラがこの試合4本目のヒットとなる5号勝ち越し2ラン。10回裏のメッツの反撃をブランドン・ニモのタイムリーによる1点のみに抑え、9対8で逃げ切った。

フィリーズ5番手のブランドン・ワークマンが今季初勝利(1敗)、6番手のヘクター・ネリスが今季3セーブ目を記録。メッツ5番手のミゲル・カストロは今季初黒星(1勝)を喫した。20勝17敗でナショナル・リーグ東部地区2位につけているフィリーズは、明日から5度のダブルヘッダーを含む「20日間で23試合」というシーズン終盤の戦いが幕を開ける。

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