◆横浜DeNA7-7阪神
台風一過の復帰戦もマウンド上は大荒れだった。初先発初勝利した6月25日の中日戦以来の登板で、横浜DeNAのルーキー坂本が3被弾するなどプロの洗礼を浴びた。「全力で入ることを意識した」はずの初回から猛虎打線につかまり、勢いを与えてしまった。
連打で招いた1死満塁から、大山に右翼席へ運ばれるグランドスラム。ベンチは二回に捕手を嶺井から戸柱に交代したが、修正できない。「制球が狙ったところよりも甘く入ってしまった」。大山に2打席連発を許すなど、5回を投げて9安打7失点と打ち込まれた。
デビュー戦で右足首を負傷後、実戦復帰して1カ月足らず。味方の驚異的な反撃でプロ初黒星を免れ、「序盤から失点を重ねる展開だったのに、同点にしてくれた野手の方々に感謝したい」と坂本。初めて味わう悔しさを忘れず、次は勝利で恩返しする。
