コロナ経済支援で補正予算追加提案 松浦市議会一般質問

 定例松浦市議会は8日、一般質問が始まり、初日は4人が登壇。新型コロナウイルス感染拡大防止や経済支援、元寇(げんこう)の沈没船などが発見されている国史跡「鷹島神崎海底遺跡」の活用などで市の対応をただした。
 新型コロナ対策については川下高広議員(新風・公明クラブ)、山崎誠也議員(青のまちクラブ)、安江結子議員(共産)が質問。経済支援で市は、第7弾の経済対策の補正予算案を10日に追加提出することを明らかにした。
 また、川下議員は社会問題になっている感染者や医療従事者、家族に対する誹謗(ひぼう)中傷について、市に防止条例の制定を要請。友田吉泰市長は「4月以降、市内から感染者は出ておらず、条例が必要な環境にはないが、誹謗中傷は人権侵害であり、市民への啓発を続けていきたい」と答えた。
 海底遺跡の活用で神田稔議員(青のまちクラブ)は遺跡の調査、保存に潜水士資格を持った考古学の職員増員を要望。今西誠司教育長、友田市長は「増員は難しい。現在の職員のスキルアップに努める」と答弁した。

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