ワーケーションへ 旧堀部家住宅改修 島原市が補正予算案発表

 島原市は9日、新型コロナウイルス対策として総額4億4800万円の本年度一般会計補正予算案を発表した。休暇中に旅先でテレワークする「ワーケーション」を受け入れるため、旧堀部家住宅(万町)を滞在型施設にする改修費7500万円など計36事業を盛り込んだ。開会中の市議会に追加提案する。
 同住宅は1848年建築。木造2階建てで、仏間が通りに面して配置されるなど、島原の旧家に特徴的な造りが残っている。2016年8月に市が取得した。共用の仕事場や会議室、宿泊場所を設け、来年度の工事完了を想定する。
 補正予算案は他に▽航路事業者らへの支援費(4900万円)▽陸上養殖アワビの種苗購入補助費(300万円)など。

 


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